とある女子高生の日常

田舎に住んでいます 特に何も呟いてないTwitter:@SxHQtmvZTJHO9Tx

ノスタルジック老害

歳をとると、時間が経つのが早くなるとはよく言うけれど、18歳でもう経験するとは思わなかった。月末になると、いつも決まって「何もしていないのに今月終わってしまった」と友達にボヤいている。11月もそうだった。

Twitterでも教室でも皆サッカーの話しかしていない。それもそうか。勝ったらしいしな。ZIPで見たわ。正直、スポーツ観戦に全く興味が無いから、四時起きでサッカーを見ていたクラスメイトや芸能人たちにビビりながら話を聞いていた。他人がスポーツをしている所を見るのって本質的には体育の見学とほど変わらないよな、なんて思ってしまう。もちろんレベルが違うなんて分かっているけど。ただ、対コスタリカ戦で日本が負けた時に選手を叩いている人のことを見た時には、さすがに理解できないなと思った。スポーツ選手も大変だ。

今日は、昼休みに友達とDSの話をした。私が初めて持ったゲーム機はDSLite。たまごっちが習い事をするゲームとピンクのクマと暮らすゲーム(名前忘れた)ばかりやっていたっけ。あんなに持っていたカセットは今どこにあるんだろう。捨てた覚えは無い。本体はあるのにカセットが数個しかない。ちなみに本体に刺さっていたカセットはどうぶつの森だった。リセットすると、リセットさんに家の前で怒鳴り散らされるあのどうぶつの森だ。

⬆️たまごっちが習い事をするゲーム


最近、今の小学生は知らないみたいなのに、自分が小学生だったころのコンテンツがあって思わずスマホを投げた。Z世代だとか、さとり世代だとか言われた私たちより後のα世代なる世代が出てきてるのだ。今の小学生とは最小でも6歳差。そりゃ知らないよな。今の中学生とすらっていうのもありそう。私はギリギリ座高を測っていたし、まだ男女で名前の順が別れていた頃の小学生だ。私が小学校入学の頃に生まれた子が、自分と同じ世界を生きているとは思えない。私の弟もそうだが、生まれた時には既にスマートフォンが普及していたし、東日本大震災を経験していない子達にこんな老人の話がどうやって通じようか。人間は懐かしいものの話が大好きだ。私もそう。ノスタルジックに肩まで浸かって出られなくなって、いつか親戚のジジイみたいにノスタル爺になっちゃうんだろうか。嫌だなぁと思うが人間、「こうなりたくない」は「なる」のだ。私は60になってもアクティブにスポーツしたりするババアになりたくないな、なんて思ったことは無い。絶対ならないから。それよりはむしろ、ノスタル婆の方が私の末路だろうなと思う。

18歳で既にインターネット老害。こりゃどうしたもんかね。